特集記事

英語と日本語

September 18, 2017

英語と日本語では、解釈の仕方、受け答え、表現方法等、様々な点で違いがあるのは皆さんご存知でしょう。

 

ある人は、Yes, とかNoをはっきり言うのが英語、あいまいな表現を使うのが日本語、と言います。

 

また、別の人は、オーバーリアクションなのが英語、静かに話すのが日本語、と言います。

 

また他の人は、言葉に強弱やリズムがあるのが英語、そのどちらもあまりないのが日本語、と言います。

 

英語でも、明確に No と言わない国は存在します。

 

No と言わない代わりに、肯定表現でその場の調和を保ちながら Noサインをする人達がいます。

 

また、オーバーリアクションに見えるのは、感情をストレートに出す時に多く、

 

ここに、英語と日本語の表現力の大きな差が見られます。

 

言葉に強弱やリズムがあるのは、意味的な兼ね合いもあり、それを相手に伝えるために起こります。

 

それに反して、日本語は、強弱をつけて意味を変えるという言語ではないので、それは起こりません。

 

そういった背景をもとに、言語を知らなければ、他言語を理解するには、時に理解に苦しむかもしれません。

 

 

私の友達にこんな人がいました。

 

海外に1年半くらい家族で滞在したけれど、お子様が日本に帰ってきたとたん、英語を使わなくなったと。

 

現地では、他の現地の子供たちと、英語で流ちょうに話していたらしく、会話もしていたと。

 

ところが、日本に帰って来たとたん、英語を話さなくなっただけでなく、日本語もままならなくなってしまったということでした。

 

そこで、原因を知るために、お子様と少しお話しさせて頂きました。

 

彼の言葉使用、表現方法、そして解釈の方法等の点で、日本語と英語の狭間で迷っているのが見えました。

 

そして、何より、日本のお友達と英語で話す事への恐怖心です。

 

英語を使いたいと言う気持ちがあるけれど、間違えると嫌だ、という思いが会話の端々にあり、

 

それが言葉を詰まらせている原因でした。

 

このようにお子様が、現地では、話せていても、帰国の途に就いたとたん、話さなくなるのはよくある事です。

 

これは、お子様だけでなく、当然、大人にもよくある事なのです。

 

 

これは、いつの時代に、どれくらいの期間、現地に住んでいたかにもよりますが、

 

言葉の壁と言うよりも、文化とその育った背景の壁により、土地土地にあった表現が適切に

 

出来なくなっており、自分がほかの人と違うのだと思われたくないという事も

 

話さなくなった原因のひとつになることもあります。

 

例えば、現地で過ごしてきたことのあるお子様が、日本に帰って来て、友達と話し始めた時、

 

その話題は全く異なり、日本のアニメ、ドラマ、あるいは、コミュニティーを中心にした話題が多くなります。

 

あまり知らない事を話されてしまえば、話すことに恐怖心を覚えるのは当然のことでしょう。

 

さらには、文化的な表現方法等々が違えば、現地での受け答えをそのまま日本語に使えば浮きますし、

 

他の人と違うというラベルを貼られてしまう可能性があります。

 

 

それでは、そうならない為にどうしたらよいでしょうか。

 

自分を調整する技術を身に付ける事です。

 

これを、言語の世界では、第3の世界と呼んでいます。

 

つまり、バイリンガル、マルチリンガルたちは、その第3の世界に自らをもたらせ、文化の差の調整を図る必要があるのです。

 

なぜなら、カルチャーショック、1次的、2次的と経験を繰り返した後で、他言語を操る能力が可能になるからです。

 

それは、子供だけでなく、大人も同じで、例えば英語には、日本語のようなすべての語に’お’を付けるなど

 

の敬語は存在しない為、英語を話し慣れている人達が陥りがちな失敗をしてしまいます。

 

その失敗、つまり日本語を話すとき敬語を使わないのです。

 

それは、海外帰国者たちによく起こる事ですが、その現地と、日本との2文化間の調整が出来ていない為、

 

英語のスタイルで日本語を話してしまうからです。

 

これは、帰国者達によく見られる現象なので、よく理解できますし、その調整は想像以上に大変です。

 

しかし、それを乗り越えた時、言語を操る能力が付いたと言えますし、どちらにも適用できる生活スキルが

 

身についたと言えるのです。

 

他言語を学ぶということは、多文化・他民族を学ぶという事でもあり、それらと共に言語を学ぶ事で、

 

”使える英語”を習得できるのです。

 

 

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